メバルのベイトはメバルという悲しい現実
2017/01/24
寒くなりましたがライトゲームでは、メバル、カサゴ、シーバスが各所で釣れているようですね。
浜名湖も例外ではなく、広範囲で釣果が聞えてきて、ライトゲームを楽しむ人が増えたような気がします。
釣り納めはメバリングゲーム釣行へ行ってきました、本命のメバルは24㎝が1匹とちょっと寂しい結果でしたが、貴重な1匹から面白いことが分かったのでシェアしたいと思います。
スポンサーリンク
浜名湖のメバルのベイトはメバルだった
今回の魚も持ち帰らせてもらって、食べているベイトの種類を調査しました。
腹から出てきたのは、正体不明の小魚、アミ、メッコ(しらすうなぎ)でした。
その正体不明の小魚は体長2㎝程と小さく、魚種の判別は不可能だと思い込んでいましたが、触ってみると頭がゴツゴツしています。
それに気付いた時は、先ずカサゴを思い浮かべたのですが、詳しく調べていくとメバルの稚魚も頭がゴツゴツした形をしていることが分かりました。
メバルの産卵タイミングともほぼ一致していることと、外観からこの魚はメバルであると考えています。
成長が遅い魚なので、少しでも子孫を残して欲しいと思うのですが、現実は、自分たちで産んだ子を食べながら生きていかなければならないほど厳しいということなのでしょう。自然の世界は十分に餌をとることが難しいのでしょうね。
浜名湖のメバルの産卵時期
浜名湖に入ってきたメバルが産卵するタイミングはいつなのか?
メバルの稚魚の成長スピードを調べた結果、ベイトになっていたメバルの稚魚が2㎝前後だとすると生まれてから60日前後経過している。
逆算すると早いものは11月頭に生まれたという計算になる。一般的には12月から2月中旬が産卵期と言われているので少し早すぎるかもしれないが、これもまた事実である。
12月末時点で釣り上げたメバルもまだ抱卵していたことから以外と長い期間に亘って産卵する個体がいると考えているが、実際は終息が早いのかもしない。
これから釣れる魚を観察して、スポーニングの動向や釣れ方など調べていきたいと思います。
メバルは産卵ではなく出産する
さっきから産卵、産卵、さんざん書きましたが、メバルは卵を産むことはありません。
メバルと、カサゴもそうなんですが、卵胎生といいお腹の中で卵を孵化させて育ててから子を産んでいく繁殖形態をとっています。
お腹の中で卵、又は子を持っている期間も、育てる関係で1ヵ月程度と他の魚と比較してもかなり長いです。
釣り上げた魚が異常なほど腹が膨らんでいることがあるのも、お腹の中で子を育てているからで、子に栄養を送る必要があるためか荒食いの期間も比較的長くなる傾向にあるのではないかと思います。
そろそろ、アフタースポーンの魚が増えてきて釣るのが難しい時期になりそうですね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク