浜名湖オープントーナメント最終戦　～プラクティス編～

2017/11/15

11/12に開催された浜名湖オープントーナメント最終戦に参戦してきました。

今年の秋は昨年のような釣れる浜名湖とは違い、様々なエリアで反応は得られるものの爆発的な釣果を出すのが難しかったと感じます。

本当に釣れなくて悩みましたが、釣れると信じてプラクティスに挑んだ結果、キッカーフィッシュがコンスタントに釣れるポイントを見つけ出します。

まず傾向ですが、僕は表浜名湖のデイゲームの状況に関してはあまり詳しくありません。

なので、表エリアが例年と比較して釣れたかどうかの判断は難しいのですが、あまり釣れたという話は耳に入ってきませんでした。

ナイトでは釣れていたのと、デイゲームでも一級ポイントにタイミングを計って入れば、75㎝クラスのキッカーシーバスが掛かったりすることもあり、決して無視できないということは頭の片隅に置きつつも、やはりメインは中浜名湖や奥浜名湖になるだろうと考えていました。

その理由の一つは、アサリ堀りが盛んに行われる浜名湖では千切れ藻が大量に流れ、特に流れの早い表浜名湖はその影響を大きく受けます。結果的にルアーにウィードが掛かり引ける時間が短くなることで効率が悪くなり、中浜名湖や奥浜名湖と比較して釣り難いイメージがあったからです。

そうなるとやり込む場所が奥浜名湖に偏ってきて、鷲津、村櫛、中央航路周辺、松見ヶ浦、猪鼻湖、細江湖、庄内湖のエリアをひたすらラン＆ガンしていたというのが1週間前までの状況でした。

この中で魚に触ることが出来たのは中央航路最終ポール周辺、庄内湖、細江湖。特に都田川周辺で、キッカーシーバスを含めて他のエリアより良い反応が得られていたため、トーナメント直前のプラでもチェックしておきたかったエリアでした。

トーナメント前日の強い風と雨の影響で最終確認はしませんでしたが、、、

ただ、好調なエリアでも簡単に３本揃えられるとは言えない難しい状況であることに変わりはありませんでした。

例年通りであれば中央航路最終ポール周辺では頻繁にボイルが起こりコンスタントに釣果も得られるのですが、今年はこの魚もなかなか釣れずHOTの1週間前にはほとんど釣れなくなっていた上に、サイズも選べないため狙う価値も無くなっていました。

HOT直前のプラに出たのは2日前の金曜日。

この日もどこから始めるか決めかねていたのですが、事前に得たいろいろな情報を元にマリーナから近い表浜名湖のエリアをラン＆ガンすることにします。

魚の釣れるピンポイントは良く分かっていなかったため流れが強く効く場所は丁寧に、流れの効かない場所も釣れない前提ではあるものの早い釣りで流していくと、2番鉄橋南の強い流れの効くポイントに差し掛かったところでシーバスと思われる魚がヒット。

サーチ用ルアーはシングルフックのバーブレスで、フックが曲がるようにセッティングしてあったためバラしてしまい姿は見れませんでしたが、魚とのやり取りで小さくはなさそうということだけは分かりました。

今まで釣ったこともなかったポイントだったため偶然だと思ったのですが、ルアーを替えて数投で再びヒット、これはしっかりキャッチし70UPのキッカーサイズであることが確認できました。

連発したため確実に魚がかたまっていると確信し、ポイントを荒らさないことと、他のポイントでもっと強いエリアが無いか探すことを優先するためその場を去ります。

しかし、その後は反応もなく時間だけが過ぎていき、次に反応を得られたのはド定番の庄内湖のストラクチャー打ちでした。

庄内湖では3本の魚を掛けて60UPを1本取ることが出来ました。

この魚も非常にコンディションが良かったため、庄内湖も外せないポイントではあると考えつつ、多くの選手がメインエリアにすることは予測できていたため自分はメインエリアにしないということだけ決めて大会当日を迎えることにしました。

HOT前日の土曜日は、仕事の都合でプラができたとしても2時間程度の予定でした。

天候が安定していれば間違いなく出船していたのですが、この日の予報は雨の上に爆風!!

相当釣りが好きな人でも躊躇するほどの爆風予報に、多くの選手がまともなプラができなかったのではないかと思います。

結果的には試合当日の朝まで風が吹き続けたのですが、この風が表浜名湖へ濁りを発生させ、流れを生み、釣れない潮回りの浜名湖を活性化させてくれたことで自分のメインに考えていた表浜名湖をより好条件にするという追い風を作り出してくれたのでした。

それが他の選手にも追い風になっているとはその時は思ってもいませんでしたが、、、