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浜名湖オープントーナメントの結果から分かること

浜名湖オープントーナメント(HOT)2016の年間ランキングが公開されましたね。

今回は、HOTの結果から浜名湖の状況を分析します。

浜名湖のデイゲームで魚を獲ることは難しいの?簡単なの?時期によって狙いやすいターゲットは?HOTで結果を残すには?

浜名湖の日中のボートゲームの参考にして頂ければ幸いです。

 


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浜名湖オープントーナメントとは?

浜名湖で行われている、ルアーフィッシングの大会です。

対象魚は、シーバス・クロダイ・キビレ・マゴチ・ヒラメの5種類で、3匹の総重量で競い合います。

リミットは3本で、ライブウエルには3本を超える魚をキープしてはいけません。(リミットメイク後はすべて入れ替え作業を行い3匹以外はリリース)

キーパーサイズはシーバス・マゴチが40cm以上その他は30cm以上です。(キーパーに満たないサイズの魚をノンキーと呼びます)

詳細のルール、過去の試合の結果は公式HPで公開されています。

浜名湖オープントーナメントHPより)

 

4月~6月のデイゲームは釣るのが難しい

HOTの2015、2016年のウェイイン率の結果を集計させて頂きグラフにしてみました。

大会の開催時期は、第1戦:4月上旬、第2戦:6月下旬or7月上旬、第3戦:9月中旬or下旬、第4戦:11月初旬です。

結果から、第1戦、第2戦の行われる4月上旬~7月上旬はデイゲームで魚を釣ることが特に難しく、9月は釣果にムラが大きいということが分かります。

トーナメントの時間は7時~13時ですので、朝まずめのチャンスが終了してしまっている時間帯であることが厳しい要因の一つです。

浜名湖でデイゲームを楽しみたければ、9月中旬~11月上旬が比較的釣果があがりやすくオススメです。

いずれにしてもトーナメント時間でのウェイイン率は30%~65%ということで、浜名湖のデイゲームはそんなに甘くないという結果が出ています。

 

 

狙いやすいターゲット

ここではトーナメントで結果を残すという意味で、浜名湖でどのタイミングで何を狙うと釣れやすいのか?を考えてみます。

下のグラフは、浜名湖オープントーナメントの2015、2016の魚種別釣果結果を表にしたものです。

上の表は”ウェイイン数”、下の表は”魚種別のウェイイン率”です。

※一人3本以上はキープできないため実際はもっと釣れている。

この結果から、バラつきはあるもののそれぞれ狙って結果が出やすい魚種が見えてきます。

狙っている人が多い魚種だから結果が出ているということもありますが、釣れることが分かっているからその魚を狙う訳で、概ね浜名湖の状況が反映されている結果だと思います。

4月は2015、2016年ともキビレが最も確率が高くなっています。この時期は、シーバスを釣ることが難しいため、キビレを狙っていくことが釣果に結びつき易いようです。

6月下旬or7月上旬になると、キビレに加えて、シーバス、マゴチが上向いてきています。どの魚も狙っていけるため戦略が人によって大きく変わる季節で、浜名湖の特徴が出る非常に面白い時期です。

第3戦の9月中旬or下旬、第4戦の11月初旬は浜名湖で最もシーバスが釣れる季節です。素直にシーバスを狙って行くと結果が出やすいようです。

 

優勝?年間チャンプ?狙うにはどうしたらいいの?

個々の試合での優勝と、年間チャンプは、両方狙うことが非常に難しいと思います。

2015の年間チャンプ獲得ポイントは147ポイント、2016の年間チャンプは124ポイントでした。

4試合平均で見た場合のポイントは、31~36.75ptです。順位に直すと5位~10位、毎試合で10位以内に入るというのが、ひとつのラインだと考えてよいと思います。

HOTでは30位以下になるとノーフィッシュ同様のポイントになってしまうため、ビッグワンだけを追い求めるようなリスクのある展開を組んで魚が獲れなかった場合、その時点で年間チャンプの獲得の可能性はほぼ消滅します。

そのため、第一に安定した釣果が求められるんです。

2015、2016年に、自分がトーナメントでやってきたことは、「安定した釣果を出すために、もっとも自信のある釣り、可能性が高い釣りで魚を揃えてからウエイトアップを狙いにいくこと」でした。大きな1本を狙いに行く前に、まずリミットメイクすることを優先したのです。

それに加え、プラの状況から当日攻めるポイントごとの時間配分、プランを崩す時の条件、想定される変化の可能性が高い要因を事前に考えておいて、理由が見つからないプランの変更はしないということ、当日の状況をみて微調整を加えることを意識してやっていました。

リミットメイク自体、大会では一筋縄ではいかないんですが、先に獲れる魚を確実に獲っておくことでメンタル面でもかなり有利になります。

こういったことが功を奏したのか、2016年の年間チャンプを獲得することが出来ました。

 

個々の試合での優勝を狙うとしたら、絶対数が少ないビッグフィッシュだけに狙いを絞る必要が出てくるため、安定した釣果を望むことはできないところが年間チャンプを狙っていくのとは相反する部分があって難しいところです。

 

シーズンを通して開催される大会ですが、必ず全試合に出場しなければならない訳ではなく、最初は自信のある時期だけ参加して腕試しをするなど、いろいろな楽しみ方もできる大会です。必ず釣りのレベルアップに繋がりますので、興味を持たれた方、参加に迷っている方、是非、一歩踏み出してHOTに参加してみて下さい!!

 


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