ルアーはエサ釣りの延長じゃない、ルアーを生かす釣りとは!?
エサは本物、ルアーは、、、「ルアーは疑似餌なんかじゃない、魚を騙す道具だ!!」
ルアーを本当に生かすのには、見た目ではなくルアーの本質を見極めてどんなシチュエーションのどんな魚を騙すのか?を意識しよう。
僕もエサ釣りから入った人間なのでこの感覚からはなかなか抜け出せないのですが、ルアーをエサ釣りの延長だと思って使っていてはダメなのです。
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エサ釣りとルアー釣りの違いって何なの?
エサ釣りとルアー釣りの大きな違い、それは本物のエサを使って食性を刺激して食わせるのと、魚の食性以外の部分を刺激して食わせるのとの違いだと思います。
ルアーというジャンルでありながら食性も刺激するようなどっちつかずのものもありますが、基本はここだと思って考えてみて下さい。
エサは見た目がリアルですよね。リアルというか本物なのであたりまえなんですが、例えば人間の場合、小魚に混ざってリアルなミノーがあったらどんなにリアルであっても違いに気が付くと思います。真似ただけの食品サンプルならまだしも、フックやリップが付いていたら、即違和感を感じるレベルだと思います。
おそらく魚もそこは同じ。ただし、それは止まっている状態や、視界がよければの話だと思うんです。
どんな状態だったら騙されるのか?
実はルアーで魚を釣っていく上で、大事な部分がここなのかなと思っています。
ルアーに騙される可能性があるとしたら、どんな時なのだろう...
■高速で動いているとき
どんなものでも止まっていればじっくりと観察して、それが何であるか判断することができると思います。ゆっくり動いていても判断できると思います。しかし、それが早く動くと急に判断が難しくなります。投げたボールに書いてある字を当てることが難しいのと同じで、高速に動くものは正確に把握することができないのです。
■本物とそっくりな動きをするとき
本物とそっくりな動きをする偽物があったとしたら、誤って本物だと認識してしまうことがないこともないです。動きだけでなく、見た目も必ず目に入るため、始めのうちは騙されたとしても見続けていると本物との違いに気がつきそうですね。そっくりなアクションが出せたとしても騙し続けるためには他のプラス要因が欲しい気がします。
■視界が悪い時
真っ暗な中、強い日差し、濃霧の中、そのような中では、人間は確実に判断が遅くなります。魚の世界がどうかはよくわかりませんが、視力は人間より悪いそうです。そうなると人間以上に周りが見えにくいと感じていると推測できます。
海の中で視界が悪いという状況が発生するとしたら、濁りの有無、昼夜の光量の違いなどで、見え方にも大きく影響しているでしょう。
同じ魚種を狙う場合でも、昼と夜で釣り方が変わるのはここに理由があると考えています。
そして、ストラクチャーに身を潜めている場合、物の陰から狭い範囲を見ている形になり、部分的に「視界が狭い=視界が悪い」状態になっていると思われます。
魚がいるハズなのに口を使ってくれないという時には、何がいけなくて騙すことが出来ていないのかを考えましょう。
ルアーで魚を騙す方法
ルアーで魚を釣ろうと思ったら、如何にして騙すかということを考えて釣りをすることが大切です。
それはルアーの種類の分だけあると言ってもいいと思います。それぞれに得意な騙し方があるのです。
例を挙げると、高速でもバランスを崩さずにしっかり泳いでくるバイブレーション、あえてバランスを崩しやすくしてアクションを重視して作られたミノー、ストラクチャーを避けるのが得意なスピナーベイトなどです。それぞれに違った特徴を持っています。ただし、こういった考え方だけに凝り固まっていては新しい釣りは開拓できません。あくまでも基本として知っておくべきだということです。
それらの特徴を理解し、使い分け、魚を騙して口を使わせてやろうというのが、英語で魅惑、魅力という意味をもつルアーの真の姿ではないかと思います。
本来、エサではないものに、魅力的な動きを加えて騙すのです。魚が口を使ってくれるのを待っていては決して釣れません。自分から魚へ手を替え品を替えアプローチすることが重要です。
それには、適材適所のルアー選択が魚に口を使わせる近道だと考えていて、この使い分けが適確に出来る人ほど応用が効き、釣りが上手くなると思っています。
既に多くのブログで紹介されていますが、僕もこの本を読んで勉強して考え方が変わりました。
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