「止めたら釣れた!!」って本当に止めたから釣れたのか⁉
「ルアーフィッシングは、巻くことでルアーを動かして釣るものだ!!」
この考え方は、間違ってはいないと思いますが、動かさない方が釣れることも多々あります。
それを「止めたら釣れた!!」と表現することが多々あると思いますが、それって「巻かない」ということと「ルアーを止める」ということが一緒くたになっていませんか?というお話しです。
スポンサーリンク
「止めたら喰った」の8割はウソ⁉
ルアーフィッシングにおいて、ルアーを動かすことは非常に重要です。
でも、魚にはルアーを止めることが有効なこともありますよね。
言い換えれば動かさないことが有効ということなんですが、ルアーが止まることがいいのではなく、動き過ぎるのを抑える必要、またアクションに緩急を加えることが有効なシチュエーションがあるということの方が多いと思います。
「止めてたら喰った」など、よく目にしますけど、実際にはルアーが静止することなんてほとんどありません。
止水域で、鏡のような水面に全く流れの無い場所であればあり得ると思いますが、そんな事って滅多にないですよね。
で、なんでこう書くかというと、「止めてたら喰った」の真意は、別のところにあるのではないかということを言いたかったのです。
要するに、「止めたら喰った」とか、「動かさない方が釣れる」という言葉の中にある、本当の意味を理解しないといけないのかな!?と考えています。
止めて喰うというシチュエーションは、思いつく限り、
「止めないと動き過ぎてポイントから離れる」
「止めることでドリフトさせる位置をコントロールする」
「止めてフォールアクションで食わせる」
「止めて魚のいるレンジに合わせて流し込む」
「ルアーの動くスピードを変えることで、アクションそのものの質を変える(イレギュラーアクションなど)」
全ては書く人次第で、「止めたら喰った」と表現されることは多いと思います。
そう考えると、「止めてどうなったことが有効だったのか?」「フィールドの特徴は何か?」ということが書いてあれば参考になりますが、それが無いものはあまり参考になりません。
特に、すぐに釣果に結びつけたいと考えている方には情報が不足し過ぎていると思います。
確かに動かさないことが有効なことは多い
特にメバリングでは、この動かさないことが有効なことが多いですが、トップチニングにしてもシーバスにしても、動かさないこと、又は、動かし過ぎないことで、魚に食わせの間を作ったり自然な動きを演出できることもあります。
それは流れを利用する時で、経験では強い流れの中で釣る場合ほど動かさなくてもいいことが多いです。
止めると見切られることもあると思いますが、それは止水域であることが多いのではないかと思います。
流れがある場所では、ルアーを完全に止めるということ自体ほぼ不可能なんですよね。
フローティングであったら浮き、シンキングであれば沈む、これだけでもルアーは動いています。
たとえサスペンドであったとしても横の流れがあれば流されてドリフトします。
そして、動いていれば見切られる確率は減り、早く動いているほど、その効果は大きいと思います。
潮流の早い場所では、流れを上手く利用して魚を釣る必要があり、流れを利用するためにはルアーは動かし過ぎない方が捕食しやすいリアルなベイトを演出しやすく、釣果を得られやすいのでしょうね。
魚がいる場所にルアーを送り込む手段の一つでしかない
なので、僕はルアーを止めるという行為を、魚の目の前にルアーを送り込む手段の一つでしかないと考えている。
あくまでも、ルアーが魚の前を通らなければ意味が無い。
魚がいるであろう場所にルアーどのレンジに、どのスピードで、どんなアクションで、どんな向きから流し込みたいのだろう?
それを意識して釣りをしていけば、「止めたら喰った」など情報に振り回されることなく、魚の前にルアーを送り込むための一つの手段として、止めること、動かすこと、その他、いろいろなことを意識して釣りをすることができるハズ。
最近は、そんなことを考えながら釣りを楽しんでいます。
考えてもそんなに釣れないんですけどね、、、
経験を重ねて体に叩き込むのが最も上手くなる近道であるのは間違いないでしょう。
スポンサーリンク
スポンサーリンク