HOT 最終戦 ~Never give up!~
2018/12/10
年間ランキング9位で迎えた浜名湖オープントーナメント最終戦。
どんなに努力したとしても第3戦で外した代償は大き過ぎてどうすることもできない。
だからこそ、自分らしい試合をしようと誓って挑んできました。
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トーナメント前日までの状況
今年の秋のデイシーバスに限って言うと、比較的分かり易かったと感じています。
条件の良いエリアというよりも条件のいいスポットには高い確率で魚が着いていてタイミングさえ合えば口を使ってくれるという印象を持っていました。
ただ、トーナメントに近づいてくるにつれて、定番のストラクチャー絡みの魚は減り、11月末という時期的なタイミングから多くのシーバスが奥浜名湖から落ちていったと考えられました。
しかし、通っている方なら誰もが知っている通り、一部の群れはベイトの濃いディープ寄りのエリアに固まっていて比較的簡単に釣れました。
問題は、サイズが選べないということと、やりこんでいる誰もがそこで釣れることを知っているということでした。
プラで重要視した差をつけるということ
その瞬間たくさん釣りたければ、あえて反応のいいルアーを変える必要はないと思います。
ただ、自分がやりたかったことは、トーナメントで周囲との差を付けることでした。
そのために、主に考えた釣り方は4パターン!!
最近僕の中でハマっている、サスペンドシャッドでのトリッキーなアクションでスイッチを入れるパターン。
ソルトシーンでは、あまり聞かない?深いところをより安定して攻略するためのキャロシャッドパターン。
東京湾のストラクチャー打ちでは定番のシャッドワームを使ってレンジを合わせていくパターン。
ダート系バイブレーションを使った、ダートアクションとフォールを織り交ぜて口を使わせるパターン。
もちろんそれ以外の浜名湖定番の攻め方を試しながら、最も反応のいい釣り方を試していき、たどり着いたのは、ダート系バイブレーション、ダイワ ミニエント57Sを使った、連続ダートで追わせて、フォールで喰わせるパターンであった。
他の3パターンもチェイスしてきたり釣れたりと反応はしてくれました(笑)
レンジを正確に把握ライブスコープでのシューティング
最近バストーナメントシーンを賑わせているGARMINライブスコープ。
このライブスコープは、前方の状況をリアルタイムに魚探映像で映し出してくれる前方ソナーです。
振動子を向けた方向の水中の状況( 魚のレンジ、方向、動き方から、海底の起伏、ストラクチャーの形状、ウィードの有無)などが分かります。
今回のトーナメントでは、このライブスコープを使って魚の溜まっている方向と、レンジを把握することで効率よく攻略できました。
当日は、ボートプレッシャーも高く、釣れたエリア内でも最も深いレンジに魚が溜まっている状況。
キャストする方向は、常にライブスコープに魚が映る方向を意識し、ベイトの群れにルアーを通すことで、ベイトを散らすことで周辺の喰い渋るシーバスにスイッチを入れるイメージで使用しました。
(※写真はイメージです。当日は、ボトムにだけ魚が映っていました。)
トーナメント当日の戦略
実は、トーナメント前日にある場所でスーパーキッカーとなる2キロオーバーの魚も釣れました。
これは、あるタイミングになると流れが大きく変わり、前日は風と流れがぶち当たるタイミングで釣れた魚だったので、当日は風が吹かないと再現性が落ちると分かっていました。
ただ、別のタイミングでも魚を釣ったことはある場所だったので、朝一のラッキーもあり得ると思い、とりあえず朝一に様子を見に行って、釣れても釣れなくても、朝二番で簡単に釣れる魚でリミットメイクして、再びキッカーフィッシュで入れ替えをする戦略で挑みました。
リミットメイクするもウエイトアップが遠い
朝一、予定通りにキッカーフィッシュを狙いに行こうと思ったのですが、ちょっと違うポイントが気になり、表浜名湖のキッカーが獲れる可能性が高い場所を撃ちながら、前日、キッカーが釣れたポイントを撃ちましたが不発。
まあ、トーナメントってそんなもんなんですよね。
次のプランの中浜名湖にあたる中央航路の2m~4mブレイクの一番下に溜まるシーバスで揃えに行きます。
前日までの爆発力は感じませんでしたが、少しは釣れているようだったので、早速ミニエントのダート&フォールで流していくと、早々にヒット、1時間半くらいで7匹掛けて5匹キャッチ、3匹が50cm前後の800g~900gの魚で順調にリミットメイクに成功。
ダート系バイブレーションのアクションはどこかでハマるときがくると思っていていつも試していたけど、このタイミングで役に立つとは思いませんでした。
アクションが合っていたのもあると思いますが、ライブスコープで魚のいる場所を把握していることの相乗効果も大きかったと思います。
再び、キッカー狙いにシフトしていきますが、下潮が緩んで流れがなくなり状況は厳しくなっていきます。
厳しい状況に耐えつつ、上げ潮が効くのを待っていると、期待していた上げ潮が超クリアになっています。
風がないことの代償は、ポイントの形成だけでなく濁りにも影響することを読み切れていませんでした。
しかたなく、比較的近距離でキッカーシーバスを狙うことができ適度の濁りが残っている可能性が高い庄内湖入り口付近まで移動します。
深いレンジが絡む1m~4mのブレイクの上をシャッドでボトムノックさせてフィーディングに上がってくるか、もしくは、シャローから落ちてくるエサを獲っている個体に狙いを絞って釣っていくと、、、
ガツガツとしたバイトッ!!
この感触はチヌだと直ぐに分かります。
再びキャストすると、すぐにバイトが出て、巻き続けたら追い食いしてくれました。
小さめですが、いつ見てもキビレはカワイイくて癒されます。
そこから、プチバイトラッシュ、4匹掛けて2匹バラシて、2匹キャッチしましたが、シーバスとどっこいどっこいで、入れ替えはできませんでした。
あまりの好反応に後ろ髪を引かれる思いでしたが、帰着遅れは許されないので15分前に釣り場を後にして、少し余裕をもって帰着しました。
ローウェイト戦で4位に滑り込み
とても勝てるウエイトではないので、一番乗りで検量してもらいました!!
結果は、シーバス×3 2610gで4位。
全然ダメだと思って帰ってきましたが、予想以上に釣れていませんでした。
確かに、前日までシーバスが連発していた場所でさえあまり釣れているところは見なかったですから、相当厳しい状況に変わっていたのですね。
結果は置いておいて釣りの展開としては、最後に自分らしい釣りができて良かったです。
特に、前日と違う天候と、潮の状況から戦略を柔軟に変更して、ダメだと感じたまま突き通すのではなく、状況変化から戦略を組み立て直して、キッカーシーバスにはたどり着けなかったものの、魚のいる場所に辿り着きチヌを連発させた経験は、きっと来シーズンに生きると感じています。
年間ランキングは6位止まり
今シーズンは、第3戦でノーフィッシュをやってしまったので、年間ランキングは捲りきれず6位止まりでした。
年間タイトルを狙うなら確かに、チヌも狙って毎回安定した釣果を上げてくる。
これに尽きると思います。
ただ、今シーズンの僕の目標は、年間優勝することはもちろんそうなんですが、全戦庄内湖以外の場所で釣ったシーバスをミックスしてリミットメイクすることでした。
ここに関しては完全に自己満足の世界、、、勝負なんで場所に拘らず釣ってこなければダメで結果が全てです。
年間スケジュールだけ見れば第3戦は堅いと思っていたのに、予定通りにはいかせてもらえない浜名湖というフィールドは本当に面白いところです。
こんな浜名湖にこの先もずっと関わっていけたら最高です!!
今シーズンも、たくさんの応援、サポート頂きありがとうございました。
また、大会を運営して下さっている皆様、いつもありがとうございます。
これからも皆で浜名湖を盛り上げていきましょう!!
来シーズンもよろしくお願い致します。
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