素早く地形を把握するQuickdrawの使い方
2019/03/20
GARMINの魚探機能の一つである自動等深線作図機能(Quickdraw)。
この機能を使って地形を把握するのに有効だと考えている使い方をシェアしたいと思います。
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まずクイックドローを掛ける場所ですが、どんな釣りをするかで大きく違います。
例えばオフショアの深場だったら、日本水路協会から販売されているNew pec地図で等深線の混んでいるエリアを重点的に掛けていけばよいでしょう。
無限に広がる海で、ポイントを探すには当たりをつける必要があります。
その当たりというのが、オフショアではNew pecの海底地形図になると思います。
それならNew pecの等深線図があればQuickdrawはいらないのでは?ということになるのですが、Quickdrawは、実測したデータを基にその場で作られる何よりも信頼できるデータです。
実際に遠州灘で使用してみるとNew pecの等深線で200m~300mの水深の場所で、Quickdrawの表示する水深と50m以上差がある場所もあります。
魚は変化にピンポイントに付くので、この差が大きいか小さいかは釣りをされる方なら分かって頂けると思います。
そして河川や、湖になると、ショアラインも見逃せません。
ショアラインに変化がある場所は、流れが岸に沿って変化しています。
ショアライン付近の変化を把握することは、魚の着く場所を把握することに繋がります。これは、自分がホームの浜名湖で魚を探す時に最も大事にしていることの一つでもあります。
具体的には、岸から10~50m位の距離を保って並走しながらQuickdrawを掛けていきます。このとき、なるべく一定の距離感をキープすると変化が分かり易いと思います。
岸からの距離は、そのフィールドの特徴によって違いますので、安全面も考え適度だと思う距離で行って下さい。
※急な浅瀬や、障害物には十分に注意して下さい。魚探の画面に集中していると思わぬ事故や、座礁に繋がる可能性があります。
気になる地形変化があればその範囲をじっくりとQuickdrawを掛けていけばより正確なポイント把握ができると思います。
もちろん、これがベストではなく、一度自分でQuickdrawを掛けた場所が、たまたま変化の乏しいラインだったということもあるでしょう。
今回見つけられなかった変化も時間のある時に少しラインをずらしてQuickdrawを掛けることで見つければいいのです。
例えば、1回目にショアラインから20m付近でQuickdrawを掛けたのであれば、2回目は40m付近の地形を把握すれば、そのフィールドのショアラインに沿ったポイントは等深線図を見るだけでかなりはっきりしてくると思います。
ある程度割り切って、広い範囲のショアラインをチェックすることが、河川や湖でQuickdrawを使って素早く地形変化を把握するこつだと考えています。
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