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コラム

釣りの上手い下手を分けるもの

2017/01/28

釣りの上手い下手って何なのだろう?

トーナメントに出ていると、そう考えることがある。

なぜ、あの人には釣れて自分には釣れなかったのだろうか?

 


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釣りの上手い下手を分けるのは”知識”だ!!

釣りの上手い人と、下手な人との差、それは釣りに対する知識の差じゃないかと考えている。

魚を釣るために必要な知識は限りなく多い。

魚の習性、潮の流れ、地形、タックルに関すること...

もちろんこれだけではないが、これらに対してどれだけの引き出しを持っているか?が釣りの上手い下手を分けている。

そして、これらをバランスよく組み合わせて釣りを展開していくことが求められる。

 

魚の習性を知っているだけでは、十分なアプローチはできない。地形、流れが複雑に絡み合ってポイントを形成しているからだ。

的確にアプローチするためにはタックルの知識もかかせないだろう。

タックルの知識が豊富でも、魚の習性を理解していなければ、一日中魚のいない場所で釣りをしてしまっているかもしれない。

 

 

知識が釣果を分ける訳

例えば、メバルを狙っているとする。

メバルと言えばメジャーなのは漁港、ということで場所は常夜灯のある漁港に、ネットで調べて一般的なジグヘッドにワームを使用することにした。

さあ、いざ釣りを開始するが全く釣れない・・・なぜだろう?

 

ここで、必要になってくるのが知識であり引き出しの多さだ。

 

自分だったら、まず見るのは釣り場の状況、ここで釣りをしている短時間の間にメバルのライズがあったか?を確認する。ライズはメバルがそこにいることを決定づけるものだからだ。

次に確認するのは、流れ。潮が効いていなければ魚に口を使わせるのが難しい。

潮の色はどうか?これは、いつもの状況と比較してどうか?を見る。

 

これまでに得た情報は、ライズは時折起こっている。潮も緩いが流れていて水色もいつもと変わらない。

だとしたら、次はアプロ―チを変えていくべきだろう?となっていく。

 

レンジは合っているか?ルアーはライズの発生地点まで届いているか?リトリーブスピードは適切か?

 

ここで、ジグヘッドが重たすぎてスローに表層を攻めることが出来ていないことに気が付く。

表層をスローに攻めるために、ジグヘッドを2gから1gへ変更した。

 

さあ、今度は釣れるだろうと釣りを再開、しかし、魚は釣れない...

表層をスローに引いてこれるようになったものの飛距離が落ちてライズしている場所まで届かなくなってしまった。

ハードルアーは難しそうだし、フロートリグはリグり直すのが面倒なので持っていない。

 

結局、ここで打つ手が無くなりこの釣り場を諦め次のポイントを探すことにした。

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メバリングでは、当たり前のように遭遇するこのような状況、文だけでかなりの数の必要な知識が出てきた、実際に釣り場に立てばこの倍以上の判断材料の中で様々な選択を迫られることになる。

魚の習性に関する部分

メバルのライズの見極め

何を食べているのか

表層での捕食

釣り場の状況

この場所に対して潮は効いているかどうか

潮の色はどうか

タックルに関する部分

ジグヘッドの重さ

飛距離を出すための手段

ハードルアーの可能性

 

釣れなかった理由を考えてみると、

ライズしているのがメバルではなかった可能性は?

表層で捕食しているのがアミや、イカならばハードルアーが効いたのか?

この場所は、潮が効くと本来はかなり勢いよく流れるエリアで当日は潮の効きが悪かったようだ。

など後付けならいくらでも理由が付けられるものなのだが、それを釣り場で検証し、培った知識でアジャストしていける力、これこそが釣りの上手いと下手を分ける決定的な違いだと思う。

 

 

知識を幅広く応用できるセンス

釣りはセンスの塊!!

タイラバや、インチクが漁具を参考にして作られ現在に至るように、様々な釣りは応用から始まっている。

チヌがトップに出ることも昔では考えられなかったことが、今や当たり前になってしまった。

 

ルアーの使い方は多種多様で、常識にとらわれる必要はない。本来とは別の使い方が閃いたらどんどん試して、そのあとでどうだったか振り返ればいいと思う。

 

クランクやシャッドが深く潜らせるものだと思い込んだら他の使い方はできなくなってしまう。シャローで根掛かりを回避させながらボトムノックに反応する魚を釣るなんてことも今ではメジャーになっているし、他にも面白い使い方ができると思う。

ルアーに対する最新の知識を得ようと考えた場合、バスフィッシングや、オフショアの釣りなど、いろいろなことにチャレンジし、幅広い視点で知識を得ることが必要だ。

本来の使い方と違う場合は上手くいくことの方が少ないと思うが、新たなパターンを発見できた時には爆発的な威力を持つ可能性も高い。

ルアーの使い方だけでなく、釣り場を見極める能力も同じで、初めて行く釣り場であったとしても、知識と経験から、流れ、海底の地形、ベイトの溜まる場所を予測し釣果に結びつけられる、これが釣りの上手い、下手を分ける部分だと考えています。

 

では、自分はどうか?と聞かれたらまだ下手な方に入ると思っています(笑)

だからこそ今以上に努力していきたいと思っています!!

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