ウィンディーサイドに集まるフィッシュイーター
2017/01/24
魚はなぜウィンディーサイド(風表)に集まるのでしょうか?今回はその理由を考えてみたいと思います。
フィッシュイーターを狙うルアーフィッシングでは、風を読む力というのが釣果を大きく左右することがあると感じています。
当然それだけではないのですが、絶対に無視できない風の存在、今以上に意識して釣りをしてみると好釣果に結びつくことがありますよ。
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風の当たる場所に魚が集まる理由
風が当たる場所に魚が集まるのはなぜか?それはそこにエサが流れてくるからです。
ここでも食物連鎖の考え方が生きてきます。フィッシュイーターのエサはベイトです。そのベイトはプランクトンなどを食べていますが、プランクトンは遊泳能力がありません。風が吹いて流れができるとその方向に流されていき「ウィンディーサイド」にかたまります。
ベイト自体も風によって流されるのと、エサが豊富なウィンディーサイドに寄り易くなるため、それを狙うフィッシュイーターも集まります。これを意識しているのとしていないのでは、ポイントの選び方がまったく変わってくると思います。
ルアーで騙しやすくなる「ウィンディーサイド」の魚
ウィンディーサイドではルアーで魚を騙すのに非常に有利な条件が発生します。風が強く吹くと浅い場所や岸際は特に波立ち、この波の影響をなどを受けて水がかき回されることにより砂や泥が巻き上げられます。
それによって、岸寄りは濁りが発生し魚の警戒心が薄れ、ルアー自体も認識しづらくなり、目の前を通過したものにリアクションバイトし易くなるというワケです。
そこにはエサのベイトも多く、それを食べにきているフィッシュイーターは活性も高い、これも釣れる確率が高まる理由の一つです。
写真のように濁った水の中では底が良く見えないのと同じように、魚もルアーとベイトの区別がつき難くなる。
アングラーからは攻めにくい「ウィンディーサイド」
特に初心者の方に多いと思いますが、風が強く吹いていると釣りがやり難いから風裏に行くという考え方。数年前は僕もそうでしたし、今でも危険が伴えばそうするしかない時もあります。しかし、魚が釣れる可能性が高いのは風表なのです。
陸っぱりでは、確かに距離が出ない分やり難いかもしれません。糸ふけが気になって仕方ないかもしれません。ボートからならポジションの調整が難しく心が折れそうになるかもしれません。何度もエンジンを掛け直さなければ釣りにならないかもしれません。
それでも危険でないレベルで風表のポイントも攻めることが上達のポイントだと思いますので、今まで風を意識していなかった方、思い切ってウィンディーサイドを攻める時間を増やしてみて下さい。
ウィンディーサイドでヒットしたキビレ
風を意識すると今まで見えていなかったものが見えてきます!
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