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コラム

爆釣の知らせを聞いて釣りに行っても釣れないのはなぜか?

「爆釣の知らせを聞いて釣りに行ってみたものの全く釣れなかった」よく耳にするこのセリフ。

多くの方が経験があるのではないでしょうか。

昔の僕は思いっきり情報に乗っかって釣りに行くタイプだったのですが、最近は滅多に情報に流されることはなくなりました。

その理由の一つに海の目まぐるしい変化がありました。



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潮の流れが魚を動かす

浜名湖というフィールドは、今切れ口という外洋に繋がる200mの水路からの海水の出入りによって潮の干満が発生します。

多くのアングラーは、上げ潮ならば今切れ口から離れる方向に向かって潮が流れ、下げ潮ならば今切れ口に向かって潮が流れることを知っていると思います。

しかし、どの場所でもそのように潮が流れるか?と言えば答えはノーです。

流れの強弱や向きは少しづつ変化しています。

上げ潮、下げ潮にかかわらず同じ方向に流れる場所なども存在します。

流れの強さで流れる方向が変わる場所さえも存在します。

そしてポイントは、そういった複雑な流れから形成されることが実際によくあるんです。

特に流れがぶつかるポイントは他の場所と比較してエサがたくさん流れてくる事を魚は知っています。

では、なぜ流れは複雑になるのでしょう?

 

 

複雑な流れを作り出す広大なシャローとウィードエリア

複雑な流れを生み出しているのは、平均水深4.8mとシャローエリアが多いという事と、ウィードが豊富だというこという事。

特に表浜名湖は平均の水深は2m前後か、もしかしたらそれ以下ではないかと思うほどシャローエリアが多いです。

このシャローエリアは河川で言うところの瀬に例えることができると考えています。

満潮時この瀬の上には潮が流れていることが多いですが、干潮になり潮が引いてくると瀬が水面から顔を出し、流れは瀬を避けるように流れ始めます。

※矢印は潮の流れ、強さを表わしています。

 

ウィードの濃い瀬などでも、ウィードが壁になり流れをブロックすることで同じことが起こっています。

この変化が始まった時点で、その周辺のポイントの見方を大きく変える必要があると思います。

流れが変わることによって反転流ができる場所も変化するからです。

潮位が高ければ瀬から落ちてくるベイトを捕食しているであろうフィッシュイーターも、瀬が干上がれば、そこからのベイトの供給がなくなることは分かっていてポジションを変えるハズです。

このように時間によって流れが変化することで、生きた情報は死んだ情報へと変わってしまうのではないかと思います。

流れの変化は、その周辺の流れの強弱や、向きにも少なからず影響を与えているのでしょう。

自分が数時間前に釣ったポイントでさえ入り直したら釣れなくなっていることが多いのですから、人に聞いた情報だけを頼りに釣りをするのは本当にリスクが高いと思います。

決して情報を聞いて釣りに行くことを否定しているわけではなく、その時の状況は釣果に大きな影響を与えていて、何時間も経った海ではどんどん再現性が低くなるということを知っていた方が、情報に固執し過ぎず好釣果に結びつくと思っています。

逆に考えれば情報を頼りにしても結果が出やすいのは、潮位差の影響を受けにくく安定した水深のあるエリアと言えるのではないかと思います。

 

 

情報を頼るならここまで聞いておきたい

場所だけを聞いても参考になりません、ましてやそれがポイントを限定できないような広いエリアだったとしたらもっと参考にならないと思います。

情報だけを頼りにするのなら、場所の詳細、天気、潮の流れ、潮位、風の強さと向き、ベイトの有無(魚探の反応など)、使用したルアー、ルアーの選択理由くらいまで聞いておきたいところです。

条件が一致していれば期待ができ、粘る価値も出てくると思います。

ただ、ここまで詳しく教えてくれる人はそんなにいないかもしれませんね。

ベイトの有無が特に重要で、ライズしていたとなればタイミングや運も必要になり、数時間後にはもぬけの殻であったり、レンジが大きく変わり口を使わないことも珍しくないと思います。

もちろんいつまでもライズしていることもあるため行ってみる価値はあると思います。

爆釣の知らせを聞いても違うエリアで魚を探してきてやるくらいの気持ちで、でも爆釣していたら後悔することもあるかもしれませんので偵察はいれておくくらいが丁度いいのではないでしょうか(笑)

 


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